※この記事は、介護福祉士 実務者研修(介護過程Ⅲ)をすべて修了したあとに、2日目を振り返ってまとめた体験談です。
2日目は、1日目でICFを使って整理した情報を土台にして、介護課程を展開(文章化)し、援助方法を具体化する日でした。
グループワーク中心で、現場で働く受講者の“生の声”がめちゃくちゃ参考になります。
先生は「大事なポイントは押さえつつ、正解がない部分は自由な発想でOK」と背中を押してくれました。
この記事を読めば、2日目の流れと「援助方法を考えるってこういうことか」が掴めます。
※介護過程Ⅲ(1〜5日目)の流れを先に全体でつかみたい人へ:実務者研修「介護過程Ⅲ」まとめ|1〜5日目の流れとつまずきポイント
※どこで受けるか迷っている人へ: 実務者研修のスクール選び:働きながら通う人の選び方7項目(費用・通学・課題チェックリスト)
ざっくりタイムスケジュール
- 午前:2日目の目標共有/介護課程の展開(文章化)の説明/グループワーク
- 午後:作成した介護課程をもとに援助方法を検討→発表→フィードバック
- 終盤:先生のまとめ(ポイント+自由な発想のOKサイン)
2日目の目標と、1日目からの繋がり
2日目の講義の目標は、ざっくり言うとこの2つ。
- 介護課程を展開して文章化できること
- 作成した介護課程に基づいて援助方法を考えられること
そして、ここが1日目との繋がり。
1日目の目標は、
「ICFの視点をもとに基本情報を整理し、田中さんと佐藤さんの生活の全体像を把握できる」ことだった。
その全体像を土台にして、2日目は「じゃあ実際にどう支える?」を具体化していく流れ。
情報整理(1日目)→援助方法の検討(2日目)っていう感じで、研修がちゃんと“積み上がってる”のがわかった。
グループワーク中心の一日
2日目はとにかくグループワークが中心。
集中して取り組んだからなのか、時間が経つのが早く感じた。
で、ここが個人的にいちばん良かったところなんだけど、
グループワークって「文章を作る」以上に、現場で働いている人の視点がそのまま聞けるのが強い。
教科書だけだと「正しいこと」は学べるけど、
現場の人の言葉って、やっぱり刺さり方が違うんだよね。
先生が強調していた「介護で大事なこと」
2日目はグループワークが中心だったけど、途中で先生が整理してくれた内容が、個人的にかなり刺さった。
「介護過程を展開する」って、結局はこの土台があるかどうかなんだと思う。
「尊厳」を守る
- あいさつ・名前
- 言葉遣い・態度
- 説明、同意
- 自己選択、自己決定
特に印象に残ってるのが、言葉遣いの話。
慣れてくると、利用者さんに対して友達みたいな言葉遣いになる人も実際にいるらしい。
でも利用者さんは、同世代の友達じゃなくて人生の年上の先輩。
たまに場を和ませるために柔らかい言葉を混ぜるのは良いとしても、常に崩れた話し方になってしまうのは違う。
「尊厳を守る」って、こういう日々の態度に出るんだなと思った。
「自己決定権」(安全、知る、選ぶ、意見を言う)
- 環境整備(物品の点検など)
- 予測される危険を予防する
- 動作の前、途中、後の確認(声掛け)
介助って“やってあげる”ほど早いけど、
声掛けや確認を飛ばすと、本人の安心も自己決定も置いていきぼりになる。
ここは介護過程の文章にもちゃんと落とさないといけない部分だと思った。
「自立支援」
- 残存能力を引き出す
- 意欲の促進(はげまし、喜びの声掛け)
結局のところ介護の目的は、生活の自立(自律)とQOLの向上。
“できることはやってもらって、できないところを支える”って言葉が、この日はいちばん腹落ちした気がする。
グループワーク中心の2日目でやったこと(援助方法を考える→文章化)
2日目の目標は「介護過程を展開し、文章化できること」。
1日目で整理したICFの情報(田中さん/佐藤さんの“生活の全体像”)を土台にして、今日は 「援助方法を考える→文章に落とす」 ところまで進んだ。
正直、頭では分かってるつもりでも、文章にしようとすると急に難しくなる。
「どんな援助をするか」だけじゃなくて、“なぜそれが必要か” を言葉にしないといけないからだと思う。
しかもグループワークだと、同じ事例を見ていても視点が違う。
その差がそのまま文章に出るから、発表を聞くたびに「なるほど、そう切り取るのか…」って何回もなった。
現場で働いている人の“生の声”が響いた
印象に残ったのが、排泄介助の場面での声かけ。
利用者さんが「臭いで周りに迷惑かけてないかな…」って気を遣っている時に、介護者側がこう言うと、ふっと笑ってくれるらしい。
「私はこれでお給料もらってご飯食べられてるんだよ〜」
こういうのって、マニュアルに載ってない。
でも、相手の罪悪感を和らげたり、空気を軽くしたりする“現場の技”って確かにある。
「やっぱり現場で働いている人の言葉って響くなぁ」って素直に思った。
先生のスタンスがちょうど良かった
先生も、介護をする上で重要なポイントはしっかり教えてくれる。
ただ、介護って正解が一つじゃないものも多い。
そこは「自由な発想でいいよ」と言ってくれるのが印象的だった。
- 重要なポイントはポイントで教えてくれる
- 正解がない部分は自由な発想も尊重してくれる
このバランスが、個人的にはすごくやりやすかった。
「間違えたらどうしよう」じゃなくて、「考えてみよう」に頭が切り替わる感じ。
この日つくった展開用紙(田中さん/佐藤さん)
2日目のグループワークで作成した展開用紙(観察の視点)。田中さん/佐藤さんで“援助内容・方法”を言語化しました。




2日目の学び
2日目で実感したのは、
援助方法を考える=技術を並べることじゃないってこと。
- その人が何に困っているか(課題)
- 何が原因になっているか(背景)
- どう支えるか(援助)
- 何を見て判断するか(観察・評価)
この流れを文章にできると、グループ内でも話が噛み合ってくるし、
“系統立てて考える”ってこういうことかも、と思えた。
Q&A(2日目で気になるところ)
Q. 2日目って何がいちばん難しい?
A. 援助案を出すことより、背景を言語化するところが地味に難しい。でもグループで話すと整理しやすい。
Q. グループワークで置いていかれない?
A. 正直、迷うのが普通。現場経験者の意見を聞いて「なんでそう声かけするんですか?」って理由を聞くだけでも学びになる。
Q. 正解がないって不安じゃない?
A. 先生が“重要ポイント”は押さえつつ、自由な発想もOKと言ってくれたので、むしろ考えやすかった。
まとめ
2日目はとにかく、「援助方法を考える → 観察ポイントに落とす → 文章化する」 を繰り返した日だった。
1日目が“材料集め”なら、2日目は“料理する日”。そんな感覚。
2日目で一番の収穫は、「介護の工夫」より先に、“観察の視点を言語化すること”が援助の質を決めるって感覚が掴めたことだった。
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実務者研修のスクール選び
働きながら受ける前提で、スクール比較のポイントを7項目で整理しました(給付金・無資格/ヘルパー2級の注意点もまとめています)。
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