実務者研修もいよいよ後半戦。
6日目からは 「医療的ケア」に突入しました。
この日はとにかく、喀痰吸引(かくたんきゅういん)をひたすら反復練習する日。
“流れを見ないでできること”が求められるので、正直かなり頭も体も使いました。
ただ、演習自体はグループで声を掛け合いながら進められて、空気感はそこまで重くならず。
集中は必要だけど、変にピリピリしすぎず、「やる時はやる」って雰囲気で受講できたのは良かったです。
※どこで受けるか迷ってる人へ:実務者研修のスクール選び:働きながら通う人の選び方7項目(費用・通学・課題チェックリスト)
6日目のざっくりタイムスケジュール
- 9:30〜16:30
- 午前:気管カニューレからの喀痰吸引
- 午後:口腔吸引/鼻腔吸引
※この日は講義というより、ほぼ演習中心。
体感としては時間がめちゃくちゃ早かった。
今回のポイント:演習の進め方が“試験形式”
演習は基本的にこんな流れでした。
- 先生が最初にデモ(流れを一通り見せる)
- その後グループに分かれて反復練習
- 4回までグループ内で練習 → 5回目に先生チェック(評価)
- 合格がもらえたら次へ
グループ内では役割分担があって、
- 実際に演習する人
- 手順書(紙)を見ながら声で誘導する人
- 評価票でチェックをつける人
を回していく感じ。
見て覚える・やって覚える・人に説明して覚える、が同時に回るから、
結果的に 頭の中で何回も流れを反復することになって、覚えやすかったです。
午前:気管カニューレからの喀痰吸引
午前は 気管カニューレからの喀痰吸引。
最初は正直、工程が多すぎて混乱しました。
しかも「紙を見ないでできるように」が前提なので、
最初の数回は “思い出すだけで精一杯”。
ただ、やっていくうちに少しずつ繋がってきて、
後半は「次これ」「次これ」とリズムで動けるようになっていった感じです。
実際の流れ
ここからは、当日の演習で覚えた一連の流れ。
「やること多いな…」ってなるけど、反復で体に入ってくるタイプだった。
① 準備・安全確認
- 指示の確認
- 手洗い
- 物品の確認
- 吸引圧力の確認
- カーテンを閉めてプライバシー確保
- 体勢の確保(必要に応じて枕などで調整)
- 本人に説明し、これから吸引を行う許可をもらう
② 清潔操作(チューブを清潔に扱うための工夫)
- 手袋をはめる前に、チューブの封を開けて準備
- 手袋を装着し、手袋をはめた側で清潔にチューブを取り出す
- 吸引器とチューブを連結
- もう一度、圧の確認
③ 実施(声かけを含めて)
- 「喉から痰を吸引していきますね」と声かけ
- 吸引を実施
- 終わったら「お疲れさまでした、頑張りましたね」など労いの言葉も大切
④ 後片付け(機器の処理)
- チューブを綿で拭き取る
- 水を吸って内部の汚れを流す
- 吸引器の電源を切る
- チューブを外して破棄
- 手袋を外す
⑤ 事後確認(観察)→ 報告 → 記録
- 本人への声かけ、カーテンを開け、体勢を戻す
- 状態の確認(例:痰の性状、顔色、カニューレの状態など)
- 報告(例:「黄色痰少量、顔色良好、異常なし、ヒヤリハットなし」など)
- 吸引器の瓶の確認(交換の要否)/物品の補充確認
- 最後に、時間と内容を記録して終了
やってみて感じたこと(ここが本音)
この一連の流れを、何も見ずにやるのは最初かなりキツい。
でも、演習は「自分でやる」だけじゃなく「他の人がやってるのを見る」時間もあるから、頭の中で何回も反復できて覚えられた。
あと、事前に「見ておいた方がいい」と案内されていた動画を見ていたら、
もっと早く流れが入ったかも…とは思った。
午前だけで結構詰め込んだはずなのに、ほぼ演習だから時間の流れは早かったのも印象的。
午後:口腔吸引/鼻腔吸引(午前の経験が効いた)
午後は口腔→鼻腔の順で、午前と同じように演習を進めていった。
午前で「全体の流れ」は掴めていたので、思ったよりすんなり頭に入った感覚がある。
午後も「4回練習 → 5回目チェック」の流れ
午前と同じく、4回はグループ内で練習して、5回目に先生に見てもらって合格をもらう形。
ひたすら回数を重ねて、身体に流れを覚えさせる感じだった。
口腔/鼻腔で意識したポイント
口腔と鼻腔は、午前の気管カニューレとは違って「挿入時の感覚」が変わる。
特に意識したのはこのあたり。
- チューブを入れるときは、吸引が効いたままだと入れにくかったり、痛める原因になりやすい
→ 挿入時の扱い(折り曲げて入れる等)を意識する - 鼻腔からの吸引は、特に痛みを伴いやすい
→ グリグリせず、必要な配慮をした上で速やかに奥まで入れる
後半は“作業”になりがち。でも大事なのは「意味を持ってやること」
1日通して演習だったので、時間の流れはあっという間。
ただ、間違えても同じ流れを何回もやるぶん、後半はどうしても“作業”になりがちだと感じた。
だからこそ、一つ一つの動作がどういう意味を持つのかを意識して演習に臨むのが大切。
(手順をなぞるだけだと、抜けやすいところが出る)
とはいえ、グループで「次これだよ」「手袋の順番OK?」みたいに声を掛け合いながら進められたのは大きかった。
ひとりで黙々とやるより流れが崩れにくいし、安心感も全然違った。
研修中に感じたこと:動画、先に見とけばもっと楽だったかも
事前に「三幸の動画を見た方がいい」と案内があったんだけど、
もし見てから来てたら、初動の理解がもっと早かった気がします。
ただ逆に言えば、
見てなくても反復でなんとかなるのも事実。
この研修って「予習してる人が有利」というより、
やりながら覚える設計になってる感じがしました。
雑談で聞けた“現場のリアル”も印象に残った
空いた時間に、他の受講者と現場の話も聞けました。
- 16連勤している人がいた
- 精神障害のある利用者さんから暴力を受けて怪我をした話
- 労災の話
- 病院と施設での違い など…
お通夜みたいな暗い空気じゃなくて、そこそこ明るく話せたのが良かった。
「大変な話」も、現場のリアルとしてちゃんと知っておくことが大事だなと思いました。
まとめ:6日目は“反復練習で体に入れる日”
6日目は、医療的ケアに入った初日として
- 流れを覚える大変さ
- 清潔操作の緊張感
- 声かけや確認の大切さ
- 反復することで覚えていける感覚
を体験できた一日でした。
そして、手技の正確さはもちろんだけど、
作業にならないように「意味を持って」動くこと。
ここを意識できるかどうかで、学びの深さが変わる気がします。
実務者研修のスクール選び
働きながら受ける前提で、スクール比較のポイントを7項目で整理しました(給付金・無資格/ヘルパー2級の注意点もまとめています)。
▶ 実務者研修はどこで受ける?働きながら通う人の選び方7項目|費用・通学・課題チェックリスト
Q&A(気になるところ)
Q. 医療的ケアって難しい?
A. 手技の難しさもあるけど、実感としては 「流れを丸ごと覚えるのが大変」。
反復で入るタイプなので、回数勝負。
Q. 評価票(チェック表)は記事に載せないの?
A. 実は研修の最後に先生へ回収されて、手元に残りませんでした。
今思うと「写真撮っとけばよかったな…」ってなるやつ。
Q. 演習中の雰囲気はどうだった?
A. ピリピリしすぎず、声を掛け合いながらやれたので良かったです。
ただし、やることは多いので集中力はかなり使いました。


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