ケアマネ試験に合格したあとに待っているのが、介護支援専門員実務研修です。
自分も仕事を続けながら、約3か月にわたる実務研修を受講しました。
研修期間中は、
- eラーニングの動画視聴
- 課題作成
- Zoom研修
- グループワーク
- 3日間の現場実習
- 実習後のケアプランや報告書作成
などを進める必要がありました。
正直、仕事と両立するのは楽ではありませんでした。
試験勉強は自分のペースで進められましたが、実務研修には動画視聴や課題提出の期限があります。
仕事が忙しくても、疲れていても、決められた期間内に終わらせなければいけません。
ただ、最初に全体の流れを確認し、課題へ早めに手を付けることで、何とか最後まで終えることができました。
この記事では、仕事をしながらケアマネ実務研修を受けた体験をもとに、3か月を乗り切るために意識したことや、これから受講する人に伝えたいコツをまとめます。
ケアマネ実務研修の期間・課題・現場実習など、全体の流れはこちらの記事でまとめています。
この記事でわかること
この記事では、以下の内容をまとめています。
- 働きながらケアマネ実務研修を受けられるのか
- 仕事と研修を両立するうえで大変だったこと
- eラーニングや課題を進めるコツ
- Zoom研修や現場実習で注意したこと
- 3か月の実務研修を乗り切るための考え方
なお、実務研修の日程や内容は、都道府県や研修実施機関によって異なる場合があります。
この記事は、自分が実際に受講した実務研修の体験談として読んでもらえればと思います。
働きながらケアマネ実務研修は受けられる?
結論から言うと、働きながらでもケアマネ実務研修を修了することはできます。
自分も仕事を続けながら、eラーニング、Zoom研修、課題作成、現場実習まで全行程を終えました。
ただし、
何も考えずに後回しにしていると、かなり苦しくなる
と思います。
実務研修は、試験勉強のように自分の好きなペースだけで進められるわけではありません。
動画視聴期間、課題提出期限、Zoom研修の日程、実習期間などがあらかじめ決められています。
仕事が忙しかったからといって、研修の期限が延びるわけではありません。
そのため、働きながら受講する場合は、研修開始時点で全体の予定を確認し、使える時間を意識しておくことが大切です。
自分が受講した実務研修の3か月の流れは、こちらの記事で詳しくまとめています。
仕事との両立で大変だったこと
仕事や家のことをしながら、すべてを集中して見るのは難しかった
正直に言うと、eラーニングの動画を最初から最後まで、毎回しっかり画面に向かって見ていたわけではありません。
仕事をしながら家のことも進めなければならないため、動画を流しながら別のことをして、聞き流してしまうこともありました。
もちろん、すべての内容を集中して見られるのが理想だと思います。
ただ、仕事が終わったあとや休日に、何時間も続けて動画を見ながら、課題や家事もこなすとなると、1から10まですべてを集中して見るのは現実的に難しかったです。
動画を再生していても、疲れていると内容が頭に入らなかったり、気づけば別のことを考えていたりすることもありました。
働きながら受講する場合は、すべてを完璧にこなそうとして途中で止まるよりも、まずは期間内に少しずつ進めることが大切だと感じました。
ただし、課題作成に関係する部分や、理解が不十分だと感じた内容については、改めて資料を確認する必要があります。
休日が課題作成で終わる
平日に十分進められなかった分は、休日に取り組むことになります。
そのため、休日が動画視聴や課題作成でほぼ終わることもありました。
「休みの日にまとめてやればいい」
と思いがちですが、課題の量が多いと、一日で終わるとは限りません。
特に中期eラーニングの複数事例や、現場実習後の提出書類は、想像以上に時間がかかりました。
基本情報、ICF、課題分析シート、居宅サービス計画書などは、それぞれを別々に埋めるだけではなく、内容の整合性も取る必要があります。
一つ直すと、ほかの様式も直さなければいけないこともありました。
Zoom研修の日程は動かせない
eラーニングは、自分の空いている時間に進められます。
一方で、Zoom研修は日時が決まっています。
自分の場合、前期Zoom研修が大阪旅行と重なり、旅行先から受講しました。
レンタルスペースでパソコンを開き、Zoom研修を受けるという、なかなか珍しい経験になりました。
Zoom研修は講義を聞くだけではありません。
グループワークや発表、ロールプレイもあるため、落ち着いて参加できる場所や通信環境も必要です。
仕事や家庭の予定と重ならないよう、研修日程は早めに確認しておいた方がいいと思います。
現場実習の日程調整が必要
実務研修には現場実習もあります。
自分の場合は、決められた期間内に3日間の実習を行いました。
働きながら実習へ行く場合、勤務先との調整も必要になります。
有給休暇を使うのか。
勤務日を変更できるのか。
実習先とどの日程で調整するのか。
直前になってから考えると、勤務先にも実習先にも迷惑をかける可能性があります。
実習期間が分かった時点で、早めに職場へ相談しておくことが大切です。
現場実習で実際に行ったことは、こちらの記事で詳しくまとめています。
働きながら実務研修を受けるコツ
最初に研修全体の期限をカレンダーへ入れる
まず行いたいのが、研修全体の予定を確認することです。
- eラーニングの開始日と終了日
- 課題の提出期限
- Zoom研修の日程
- 現場実習の実施期間
- 実習後課題の締め切り
これらを、スマートフォンや手帳のカレンダーに入れておきます。
大切なのは、締め切りの日だけを入れないことです。
たとえば課題提出が日曜日までなら、
「土曜日から始める」
では遅い可能性があります。
提出期限から逆算し、
- 事例を読む日
- たたき台を作る日
- 内容を見直す日
- 提出する日
まで分けておくと、少し進めやすくなります。
働きながら研修を受ける場合は、研修が始まる前から日程や職場との調整を進めておくと安心です。試験合格後から研修開始までにやることは、こちらの記事にまとめています。
eラーニングは少しずつでも早めに進める
動画視聴は、後回しにすると一気に負担が増えます。
自分も、早めに手を付けることの大切さを何度も感じました。
仕事がある日は、すべてを完璧に理解しようとするよりも、
「今日は動画を1本見る」
「課題の資料だけ確認する」
「事例の基本情報だけ読む」
というように、小さく進める方が続けやすいです。
まとまった時間が取れない日でも、少し進めておけば、休日の負担を減らせます。
完璧に集中できる時間が来るのを待っていると、いつまでも動画が進まないため、家のことをしながらでも、まず再生して研修を進める日もありました。
何も進めなかった日が続くと、課題が頭の中に残り続けてしまい、精神的にも追われやすくなります。
すべてを完璧に見ることが難しくても、重要な部分は改めて確認しながら、まずは少しずつ進めていくことが大切だと思います。
課題は一度で完成させようとしない
実務研修の課題では、最初から完成形を書こうとすると手が止まります。
特にICF、課題分析シート、ケアプランなどは、考える項目が多くあります。
まずは、事例で分かったことを書き出す。
次に、本人の意向や生活課題を整理する。
そのあとで、ニーズ、長期目標、短期目標、サービス内容のつながりを確認する。
このように、段階を分けて作る方が進めやすいです。
最後のZoom研修で講師が話していた、
「0から1を作ることはストレスがかかる。これをやることが力になる」
という言葉が印象に残っています。
白紙から作ることは大変です。
でも、一度たたき台を作れば、あとは直すことができます。
最初から完璧を目指すより、まず形にすることが大切だと思います。
実際に作成した課題や提出書類は、こちらの記事でまとめています。
すぐ終わる作業と考える作業を分ける
研修課題には、比較的すぐに進められる作業と、集中して考える必要がある作業があります。
たとえば、
- 動画を視聴する
- 日程を確認する
- 資料を印刷する
- 基本情報を転記する
といった作業は、短い時間でも進めやすいです。
一方で、
- 課題の優先順位を考える
- ニーズを整理する
- 長期目標や短期目標を作る
- ケアプラン全体の整合性を確認する
といった作業には、まとまった時間と集中力が必要です。
疲れている平日は単純な作業を進め、休日や時間に余裕のある日に考える作業を行う。
このように分けると、限られた時間を使いやすくなります。
分からないところで止まり続けない
課題に取り組んでいると、
「この書き方で合っているのか」
「課題はこれでいいのか」
「ICFのどこに書けばいいのか」
と悩むことがあります。
考えることは大切ですが、一つの項目で長時間止まり続けると、全体が進みません。
分からないところは一度仮の文章を入れ、先へ進める。
あとから全体を見直した方が、課題同士のつながりが見えてくることもあります。
また、実習中であれば、担当ケアマネへ質問することも大切です。
現場で働いているケアマネの考え方や、ケアプランの言葉選びは、とても参考になりました。
Zoom研修の前日は準備だけでも済ませておく
Zoom研修当日に慌てないためにも、前日までに準備しておくことをおすすめします。
- 使用する資料を確認する
- テキストを開いておく
- パソコンを充電する
- Zoomの接続を確認する
- イヤホンやマイクを準備する
- 静かに参加できる場所を確保する
グループワークでは、自分の意見を話す場面もあります。
事例や課題について簡単に目を通し、自分の考えを少しメモしておくだけでも、当日の負担は変わります。
サービス担当者会議のロールプレイでは、自分からケアマネ役に立候補しました。
実際に会議を進めた体験は、こちらの記事で紹介しています。
家族にも研修日程を伝えておく
仕事だけでなく、家庭との調整も必要です。
Zoom研修の日程や、課題作成に時間を使いたい休日などは、家族にもあらかじめ伝えておいた方がよいと思います。
実務研修は数日で終わるものではありません。
約3か月にわたって続くため、急に予定を変更したり、休日をずっと課題に使ったりすると、家族にも負担をかける可能性があります。
「この日は研修がある」
「この週末は提出課題を進めたい」
と共有しておけば、お互いに予定を立てやすくなります。
完璧を目指しすぎないことも大切
実務研修では、きれいな文章を書こうとしたり、正しい答えを出そうとしたりして、必要以上に悩んでしまうことがあります。
でも、ケアマネジメントには単純な正解が一つだけあるわけではありません。
本人がどんな生活を望んでいるのか。
何を優先課題と考えるのか。
どのような支援を組み立てるのか。
事例の見方によって、考え方が変わることもあります。
もちろん、課題を適当に作ればよいわけではありません。
ただ、最初から完璧なケアプランを作ろうとすると、いつまでも完成しません。
まずは自分なりに考えて形にする。
そのあとで見直し、必要な部分を修正する。
この繰り返しが大切だと思います。
課題を早めに進めることも大切ですが、書類を埋めるだけではなく、利用者の生活を理解して支援につなげる視点も必要でした。実務研修で実感したアセスメントの大切さは、こちらの記事で振り返っています。
仕事をしながらでも一つずつ進めれば終わる
実務研修中は、
「本当に全部終わるのかな」
と思うこともありました。
次の動画視聴期間が始まり、課題が増え、Zoom研修があり、そのあとに現場実習と実習後課題が続きます。
常に何かに追われているような感覚がありました。
それでも、一つずつ進めていけば最後まで終わります。
最後の研修で講師が話していた、
「間に合わないことはあっても、できないことはない」
という言葉も印象に残っています。
できないと思って止まるのではなく、まず取りかかる。
少しずつでも進める。
困ったら考える。
必要であれば周囲に聞く。
働きながら実務研修を乗り切るためには、特別な方法よりも、この積み重ねが一番大切だったと思います。
実務研修全体で感じたしんどさは、こちらの記事でも率直に書いています。
まとめ|働きながら受けるなら早めの準備が大切
ケアマネ実務研修は、仕事を続けながらでも修了することができます。
ただし、eラーニング、課題作成、Zoom研修、現場実習を決められた期間内に進めなければいけません。
自分が働きながら受講して大切だと感じたのは、次のことです。
- 研修全体の期限を最初に確認する
- 動画視聴と課題へ早めに手を付ける
- 課題を一度で完成させようとしない
- 単純な作業と考える作業を分ける
- Zoom研修や実習の日程を早めに調整する
- 分からないところで止まり続けない
- 家族にも予定を共有する
- 完璧を目指しすぎず、まず形にする
働きながらの実務研修は、正直しんどいです。
休日が課題作成で終わることもありますし、仕事や家のことをしながら、すべての動画を最初から最後まで集中して見るのが難しい日もあります。
それでも、全体の予定を確認し、できることから少しずつ進めていけば、最後まで終えることができます。
約3か月の研修を終えたときは、大きな達成感がありました。
これから実務研修を受ける人は、不安もあると思います。
まずは早めに予定を確認し、課題を小さく分けて、一つずつ進めてみてください。
無理をしすぎず、でも後回しにしすぎない。
そのバランスが、仕事と実務研修を両立する一番のコツだと思います。


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